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2008-09-06

津山

津山 衆楽園

岡山県の中北部にある小都市、津山に仕事で来ている。
予定がたて込んでいて色々見てまわる時間もないのだが、津山の人と方言について話したのが面白かった。

広島弁では「~しなさい」ということを、「~しんさい」という。
岡山弁ではそれは「~せられえ」とか、「~しねえ」などと言うそうだが、津山弁では広島弁に近く、「~しんちゃい」となるのだそうだ。
こんな小さな一点だけとって、ことばの全体を判断できないのはもちろんなのだが、ここ津山のあたりは何か広島と関係が深いようなことがあったのだろうか、などと色々思いをめぐらすのは楽しい。

僕は名古屋に1年半ほどいたことがあって、名古屋を離れるころには、名古屋弁が自然と口から出るようにもなっていたのだが、僕の印象では、名古屋弁と広島弁はイントネーションが似ている。
関東とも関西ともちがう、独特の、田舎っぽいと言ったら失礼だが、粘り気があるというか、そういうイントネーションがあって、ただ語尾が、広島弁が「~じゃ」というところを、名古屋弁では「~だわ」となったり、広島弁で「~じゃけん」というところを、名古屋は「~なもんで」となったりする。

人から聞いた話では、岡山弁はもっと、名古屋弁に似ているのだそうだ。
岡山の人が名古屋に引っ越したら、ことばに関してはまったく違和感がなかったとか。

全国の方言が、関西から同心円状に等距離にある場所は、その場所で話される方言も似ている、という説があるらしい。
九州弁と東北弁は、聞いた感じがそっくりだ、という話もある。
そうだとすれば、中国地方と東海地方の方言は似ているということになる。

またある知人の説によれば、津山や松江などは松平家で、これは家康の次男が家祖だから、そういう関係で、東海地方とことばが似ているのだ、という。

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