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2008-09-09

広島西区 ホワイト餃子 広島店


「ホワイト餃子」とは初めて聞いたのだが、千葉県の野田に本店があるチェーン店で、全国に31店舗あるのだという。
チェーン店といっても本部が食材などを供給するというわけではなく、本店で修行した人がのれん分けという形で新たな店を開業するということで、餃子はそれぞれの店で一から手作りしているらしい。
「ホワイト」というのは餃子の店としてはまた変わった名前だが、創業者が満州で中国人の「白(パイ)」という人から餃子の作り方を教わり、戦後日本に引き揚げてきて餃子店を始めるにあたって、「パイ餃子」では色気がないので「ホワイト餃子」にしたとのこと。
こちらも大して色気があるとも思えないのだが。

こちら広島店は横川駅の北側の商店街をちょっと行ったところにある。
店構えは広島の繁盛店によくある、ちょっと小汚い感じ。
店内には店を訪れた芸能人やテレビ局のアナウンサー、プロレスラーなどのサインと写真で埋め尽くされている。
かなりの話題店らしい。
ランチメニューの「8個定食672円」を注文。



焼き餃子が8個、それにご飯、味噌汁、キムチがつくのだが、この餃子、とても変わっている。
焼き餃子というのは普通、皮が薄いものだが、この皮はまるで水餃子のように分厚いのだ。
なのでそれをただ蒸し焼きにするのでは、中まで火が通らないからだろう、フライパンを使うのだが、強火にかけると餃子にかぶるほどの湯を注ぎ、まず初めにゆでるのである。
それだけなら水餃子な訳だが、次が変わっている。
しばらくゆでると今度は湯が入った上から大量の油を注ぎ、そのまま火にかけ続ける。
そうするとだんだん湯が減り、そのまま揚げることになっていくわけだ。
最後は油を切って焦げ目をつけて出来上がり。
けっこうな時間がかかり、メニューにも「当店は調理時間に17分かかります」と書いてある。

揚げ餃子は普通、皮がパリパリになるものだが、ここはゆでてから揚げてあるので、皮はもちもちでさくさく。
ちょっと揚げパンと似た感じもあるが、餃子の皮としては初めての食感だ。
タレは、作り方が書いてあるあのだが、酢を2、醤油を1、ラー油を入れて、多めの一味唐辛子とおろしニンニクを入れるのがポイントとのこと。
なるほど、タレの辛味が皮のモソモソ感をうまく中和する働きがある。
激辛でもったりした皮と、ほくほく餡の取り合わせ、たしかに癖になりそうな感じで、値段も安いし、繁盛するのもよく分かる。
今回は定食にしたのだが、今度は餃子だけ食べるようにしてもいいかなと思った。

ホワイト餃子 広島店 (ホワイトギョウザ) (餃子 / 横川)
★★★★ 4.0

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