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2009-01-24

岡山グルメ インドカレー「QUIET VILLAGE CURRY SHOP」

いやここのカレーはうまかった。
「岡山シンフォニー」から南に延びる、「表町オランダ通り」というところにあるのだが、仕事中に前を通りがかり、ちょっとレトロな感じの、落ち着いた佇まいに惹かれて、仕事が終わってから行ってみたのだ。

ここでは「チキンカレー」、「ダル(豆のカレー)」、そして「季節の野菜カレー」の3種類を作っているのだが、そのうち2種類が味わえる「半々(チキン+ダル)」がおすすめとのこと、それを注文することにした。

左が「ダル」、右が「チキンカレー」、真ん中が、これなんていうんだっけ、サフランライス?
ひとことで言うとこのカレー、「あっさりさわやか」なのだ。
インドカレーって、僕はどちらかと言うとちょっと苦手なのだが、理由はあのあまりの脂っこさだ。
だいたいは腹がもたれてしまって、一回食べると「もう3ヶ月は食べなくていいや」という気になる。
それから塩っ辛い場合も多いし。
あと僕は「ナン」があまり好きではなく、「やっぱりカレーはライスっしょ」と思う派、そんな派はないが、なので、そういう諸々のことがあり、どうもインドカレーの店からは足が遠のいてしまうのだ。

ところがこの店、「あ、僕の気持ち、分かってくれてました?」と言いたくなるような、僕が難点と思うところが、全てクリアされたインドカレーを出してくれるのだ。
聞くと、インドの料理屋では高級感を出そうとして、色んな脂を入れることが多いのだそうだが、その中でも特にすごいやつが日本に来るわけで、それで日本のインドカレーはああいう脂っこいものになってしまっているのだという。
インドでも家庭で食べるカレーはそれとは全然ちがって、あんなに脂を入れたりはしないのだそうだ。
またナンにしても、インドのある地方での食べ方であって、ライスで食べる地方も多いのだとのこと。
この店は「ベンガル地方の一般家庭で食べられているカレー」を出すのだそうで、それでこういうあっさりしたカレーを、ライスといっしょに食べるということになっているのだ。

しかし「あっさり」と言っても、味がないわけではない。
どうやって作っているのか詳しいことは知らないが、素材の味がしっかり染み出している。
ダルの豆もとろとろになっていたので、時間かけているんだろうな。
そこにスパイスがいい感じでアクセントを付けている。
安易にスパイスや塩気に頼るのではなく、素材本来のうまさを引き出そうとする姿勢、好きなんだよな、僕は。

カレーの量もたっぷりで、これならまだライス食べられるなと思って、ライスだけ追加してもらおうと思ったのだが、そしたら100円増しの「大盛り」扱いで、さらにカレーも追加してくれた。
まさに致せり尽くせりである。

最後は「チャイ」。
この写真はずいぶん飲んでしまったものだが。
カウンター席なので、暇な時間なら店主もいろいろ話してくれるし、店内の調度も落ち着いた、抑制のきいた感じだし、大変くつろいだ、何とも心地よい時間を過ごすことができた。

QUIET VILLAGE CURRY SHOP (クワイエットビレッジ・カレーショップ) (カレー(その他) / 県庁通り、城下、郵便局前)
★★★★★ 5.0

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