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2009-02-27

牛田 インド料理「ラーダ・ヴィラス」

牛田に一昨日、オープンしたばかりのインド料理店。
この日記を見てくれている方から教えてもらったのだが、「広島のトップクラスの印象」とのこと。
店のホームページ を見てみると、

「「本来のインド料理」とは油、うまみ調味料などを沢山使ったこってりした味付けのものではなく、シンプルであっさりした自然派料理であるべきと考えています」

との記述。
うーん、これはインド料理について、僕がうすうす感じていたことが、そのまま書いてある。
いや僕は、「本来のインド料理」がどういうものかは知らないし、「あるべき」とも思ってはいないけど。
これは早速行ってみなくてはいけないと、ほんとはランチで行きたかったのだが、時間がなかったので、夜のディナーへ来てみたのだ。

ホームページには、ディナータイムは5時半からと書いてあるのだが、実際は6時半からとのこと。
オープンしたばかりで要領がつかめず、5時半に始められないのだそうだ。
ガラス張りの外観、白い壁にこげ茶の柱、えんじの椅子という店内。
あまり「インドインド」していなくて、お洒落な感じだ。

メニューは、ランチタイムは、840円で、好きなカレー一種と、この店おすすめの、南インドの屋台で人気の鉄板で焼くおいしいパン、「タワパロタ」、それにレモンやスパイスで味付けした、南インドのカレーによく合うご飯、「レモンライス」、それにサラダが付くセット、それから、1,150円で、カレー一種、タワパロタとレモンライス、サラダ、その他に3品の料理が付くセットなどがあるのだが、大変残念なことに、ディナータイムはセットはなし、すべて単品料理なのだ。
しかも一人でそれぞれを頼むと、結構な金額になってしまう。
一瞬、出直そうかとも思ったが、ここまでチャリンコで40分ほどもかけて来ているので、そう簡単に帰るわけにはいかない。
仕方ないので、チキンカレー850円、タワパロタ350円、レモンライス630円を注文した。

チキンカレー。

タワパロタ。

レモンライス。

さて味だが、このカレー、たしかにうまかった。
ホームページにある通り、インドカレーにありがちな脂っこさとは無縁で、カレーというよりスープに近いような印象だ。
スパイスも、日本のインドカレーにありがちな、ワンパターンな味とは全く違う。
本格的。
僕はスパイスについては全く分からないので、これ以上は言えないが。

これに、タワパロタという、南インドの屋台で人気の、鉄板で焼いたおいしいパン、これがまた素朴な味で、お好み焼の皮にも近いような感じのものなのだが、それがよく合うんだな。
南インドではこういうものを、屋台で食べてるんだな。
行ってみたいな、南インド。

それからレモンライス。
このカレーにはたしかに、白いご飯じゃダメなんだな。
豆とかも入って、ちょっと赤飯みたいな感じなのだが、って色は全然違うが、やっぱりこうやって、ご飯のほうにもスパイスで味を付けておかないと、カレーに負けちゃうんだよな。

というわけでこの店、まさにインド、という感じなのだが、これから日本人のお客との交流を通して、少しずつ変わっていったりもするのだろうな。
また時々来てみたいな、と思う。

Radha Vilas (ラーダ・ヴィラス) (インドカレー / 白島、牛田)
★★★★ 4.0

2009-02-26

鷹野橋 「ライオンカレー」

国道2号からチャリンコでこの店のある方へ曲がると、ぷんとカレーの匂いがする。
店はそこからまだずいぶん先なのだが。
カレー粉の威力はすごいな。

「ライオンカレー」という名前から、何となくオジサンっぽい雰囲気を想像していたのだが、ってビヤホール「ライオン」からの連想なのだが、いやいやどうして、店内は水色を基調に白い壁、籐のドアノブ、天井は、あれ何って言うんだろ、インドネシアとかで日よけに使われそうな、すだれみたいなやつ、で覆われていたりして、サーフボードでも置かれていそうな、置いてなかったが、かなりお洒落な感じである。

メニューは、基本のビーフカレーがあるのだと思う、そこにナスやらベーコンやら、きのこやらシーフードやらを入れるようになっている。
トッピングではなく、小さなフライパンで、そのたび調理しているようだ。
辛さは10段階、ご飯の量は、中盛50円増し、大盛100円増し。

基本のビーフカレーをとも思ったが、何となくうまそうだった、「ナスとトマトとソーセージのカレー」、750円を注文。

ご飯は普通、辛さは中辛(下から3番目)。

水菜とチーズ、これ何チーズって言うんだっけな、のサラダも付いてくる。
ドレッシングはニンニクと醤油ベース。

さてこのカレー、カレーというものについて、とても考えさせてくれるものだった。
店のホームページ によると、
「惜しみなく手間をかけ、時間をかけ、すべての工程を1から手作り。
何日もじっくりと煮込んで寝かせたルーは、自信をもっておすすめします」
とのこと、たしかにそこらの、煮込んだ肉と野菜に、業務用のルーを入れて、はい出来上がり、というカレーとは全く違う。
肉やら野菜やら果物やらの味がバッチリする。
さらに特筆すべきは、たぶん脂やらバターやら、クリームやら、というものは、ほとんど使っていないのだ。
全く良心的、その志しや良し、こういうカレー、僕の好みのはずなのだが。
好きか嫌いかと言われれば、好きなのだが、味は、惜しい、ひと味足りない、という感じなのだ。

何が足りないかというと、「コク」なのだ。
または「うまみ」。
僕はこのカレーを食べて、カレーに脂やらバターやらクリームやらを入れるインド人の気持ちが、よく分かった。
肉と野菜を煮込んでいるのだから、十分なコクがありそうなものなのだが、たぶんスパイスのせいなのだろう、個性が強いだけに、きちんと相手を見つけてやらないと、何か足りない感じがしてしまうのだと思う。

このカレーに、バターを塗ったナンを合わせるなら、たぶんそれでOKなんじゃないかと思う。
でも普通の白いご飯だと、ちょっとNG。
サフランライスだったらいいのかも。
何か工夫が必要なのだな、たぶん。

よく日本人がやるインドカレーの店は、オムレツ卵をご飯の上にかぶせたりするが、これもコクを補うやりかたなのだな。
今分かった。
醤油をどぼどぼ入れてみたらどうかな。
ご飯に合うんじゃないかな。
だしを豚骨で出すっていうのは、どうだろう。

とまあ勝手なことを言っているわけだが、この店、いいセン行ってると思うので、ぜひあと一歩、踏み出して、次のステージへ上がってほしい。
えらそうだな。

ライオンカレー (カレーライス / 鷹野橋、市役所前)
★★★★ 4.0

2009-02-25

東観音町 中華そば「すずめ」

今日は昼飯を食いそこなって、半端な時間になってしまったので、午後3時から開店の「すずめ」へ。
言わずと知れた、広島ラーメンの繁盛店、僕は広島に来てすぐの時に一度食べに来て( )、本当に、大変、おいしいと思ったわけなのだが、それからもう半年以上が過ぎ、食べたラーメンも数知れず、ここらで一回、この店の味を改めて、確認しておかなくてはいけないな、という気持ちもあった。

メニューは、中華そば600円と、ビールのみ。
すごいというか、何というか。
ここは広島ラーメンの元祖と言われる人から、直接教えを受けた人がやっている店で、教わったのがラーメンだけだったから、それ以外には出来ない、というところなんじゃないかと思うが、普通だったらギョウザだ、なんだ、と色気を出しそうなところ、こういうストイックな姿勢で数十年という年月をやり通すところが、たしかにすごいことだと思うし、それが今の評価にもつながっているのだろうな。

中華そば。
今回、ここに来るにあたって実は、もしおいしくなかったら、どうしよう、と、不安に思う気持ちもあったのだが、心配ご無用、やはり最高においしいラーメンだった。
スープを一口すすった瞬間、自分が抱えている重荷を全部下ろし、ふー、っと心から癒されるような、そういう感じ。
僕がこういうラーメンを食べたいと思っていたってこと、分かってくれてたんだね、と訊きたくなるような感じ。

構成としては、よくある広島の中華そば、特別変わったことはない。
というかこちらが元祖なのだが。
何がどう違う、ということではないのだが、嫌味なところ、引っかかるところ、そういうものが一つもない。
スープから、麺から、具の一つ一つに至るまで、そうだよね、そうだよね、といちいち心に落ちていくのである。

豚骨だしなわけだが、かなり濃厚なのにもかかわらず、臭みの気配が微塵もない。
濃い目の醤油味、よく味噌のようなえぐみが出てしまうことがあるのだが、そういうことも全くない。
麺は中細で、白っぽくて、もそもそした感じのものを、固めにゆでている。
昔のラーメンって、もっと黄色っぽい麺をやわらかくゆでることが多いと思うのだが、ここは違うのだよな。
僕はこの麺に、ノックアウトされてしまう。
固めのチャーシューと、細い適度な固さのもやし、それに青ねぎも、主役の邪魔をせぬようわきまえて、自分を主張したりはしない。

どうやったらこんなラーメンが出来るのかな。
まあ名人とはそういうものだよな。
材料の一つ一つ、下処理の一つ一つ、火加減の一つ一つ、さじ加減の一つ一つに、味が見えているのだ。
すごいよな、ほんとに。

食べログ

2009-02-24

インドカレー 「ガネーシュ 鷹野橋店」

先日、三篠の「ロイヤルインドレストラン 」へ行って、一口食べて五つ星を確信したのだが、もしかしたらこれはただ、インド人の作るインドカレーに飢えていただけなのだろうかと、後になって考えたりして、ならば他のインド人が作ったカレーも食べてみなくてはなるまいと、この店にやって来たというわけだ。

ここは基本のランチが800円、チキン、シーフード、ヴェジタブル、本日のおすすめ、の4種類のカレーから一つを選び、それにナンまたはライスとサラダが付く。
チャイやコーヒーなどのドリンクは、プラス100円。
そこにさらに追加料金を払うと、ナンの種類が選べたり、デザートが付いたり、などなど、とするようになっている。

今日の「本日のおすすめ」は「チキンのミンチとマッシュルームのカレー」だったのでそれを選び、ほんとはナンとライス、半分ずつが良かったのだけれど、それは出来ないとのことだったので、ナンをチョイス、食後に温かいチャイを付けてもらうことにした。

サラダ。
ドレッシングにも、何かスパイスが入っているみたいだった。

チキンのミンチとマッシュルームのカレー。

ナン。
結構大きめ。

さてこのカレー、僕がロイヤルインドで感激したのは、何もインド人の作るカレーに飢えていたからではない、ということを教えてもらうには、いい機会だった。
イヤミな言い方だが。
僕があまり得意とはしないタイプのインドカレーだったからだ。

まずカレー、クリーミーで脂っこい。
たぶんバターとかクリームとか、たっぷり入っていると思う。
それにナン。
滴り落ちんばかりのバターが塗られていて、生地自体も砂糖がたっぷり入っていて甘い。
よくありがちなインドカレーだと思うし、こういうの好きな人はいいと思うが、お菓子を食べているような感じがして、僕はダメ。
実際、平日午後1時、ほとんど女性客で、男性は僕ともう一人だけだった。

あとそれからこの店、料理はインド人が作るが、接客は日本人の女性がする。
この女性の口調が、ちょっと変。
「ありがとうございまーす」の、最後の「まーす」の部分が、1オクターブ位上がるのだ。
何となくぞんざいに扱われているような、ちょっと馬鹿にされているような感じがする。
普段この店以外の場所で、いい齢をしてそんな話し方をするわけがないので、たぶんこの店でインド人と接するうちに、そうなっちゃったんだな。
日本語があまり達者ではないインド人を、子供扱いしているんじゃないかと思う。

というわけで、僕としては、この店はイマイチでした、という話でした。
ちゃんちゃん。

ガネーシュ 鷹野橋店 (GanesH) (インドカレー / 鷹野橋、市役所前、日赤病院前)
★★★☆☆ 3.0

2009-02-23

八丁堀 食事処「はまもと」

コメント で、ここのランチが「しびれる」ということで、来てみたのだ。
八丁堀の交差点から見ると裏手にあたるこの一角は、昔は市場だったそうで、たしかにごちゃごちゃして、ちょっと朽ち果てそうな雰囲気も漂わせている。
「はまもと」は、看板こそ外に出ているが、店はこの内部にあり、

いかにも昔の市場という風情の通路を行った先に、入り口が見えてくる。

「お食事処」ということで、昼は定食、夜は一品料理と酒を出す。
看板に「魚屋さんの店」と書いてあるが、実際に鮮魚を売っているわけではないので、もともと市場で魚屋をやっていて、それが食事も出すようになった所、市場がなくなって食事処だけが残った、という感じなのかな。
分からんが。

外の看板を見ると、基本の定食が720円で、それ以外にも850円とか900円のものもあるらしい。
魚料理が中心だが、とんかつとかハンバーグとか、そういうものもあるみたいだ。

入り口を入るといきなり正面に、皿に盛られた魚料理が並べられている。
焼き物、煮物、揚げ物とあって、どれも大振りだ。
これを一品選び、それから

小鉢を二つ選び、それにご飯と味噌汁が付いて、定食完成、となるようだ。

漬物は、取り放題。
これで720円は、確かに安いな。

どうしようかと思ったのだが、やはり魚屋の実力は、刺身を食べてみなければ分からないだろうと思い、

刺身を注文。
たぶんブリ、とマグロとタコ。

切り干し大根と、青菜の煮浸しの小鉢。

ご飯と味噌汁。
ご飯はお代わり自由だ。

さてこの刺身定食、結構きちんとおいしかった。
刺身も生きが良く、小鉢もしっかり味がしみている。
味噌汁がまたおいしくて、具はしじみにわかめに豆腐なのだが、だしがしっかり利いている。
何で取ったのかな。
全体として、昔おばあちゃんの家とかで食べたよな、こういうの、という感じの素朴な家庭料理だが、魚屋だから、魚にパワーがあるんだな。
漁師とかが、家に帰って食べる食事って、こんなのかも、と想像したりもした。

店の雰囲気は、市場感覚の名残だろう、とにかくガシャガシャして、カウンターのみ10席ほどの狭い店内に、食べ物やら、調味料やら箸やらお茶のポットやらが所狭しと置かれ、壁にはメニューを書いた貼紙が、隙間なく貼られているのだが、妙に居心地がいい。
店のオヤジさんも親切で、入り口を入ると、こちらが初めての客だったからだろう、ここからこれを選んで、こっちからこれを選んで、と丁寧に説明してくれるし、お茶だ、ご飯のお代わりだ、といちいち気を遣ってくれる。
気の置けない、親戚の家にでも来たような感じだ。
食事と、雰囲気と、とても満足して店を出た。

この店、夜もすごそうで、貼紙を見ると、おまかせ料理と酒をあわせて5千円というコースもあるようだった。
今度試してみないといけないな。

はまもと (定食・食堂 / 八丁堀、立町、胡町)
★★★★ 4.0

2009-02-22

三篠町 インド料理「ロイヤルインドレストラン 三篠店」

横川駅の東側の道を北に行って、「ホワイト餃子 」の手前にある。
半年前のオープンで、オープンした頃何度か前を通りがかり、「あ、オープンしたんだな」と思いながらも、行っていなかったのだ。

店主も店員も、インド人。
インドの北部、ニューデリーの近くの町から、店主は3年前に日本に来たとのことで、達者な日本語を話す。
店員のほうはまだ4ヶ月だそうで、日本語はまだうまく話せないようだった。

Web を見るとこの「ロイヤルインドレストラン」、全国に11店舗を展開するチェーン店だそうだ。
すごいな、インド人。
でも店の場所を見ると、旭川、郡山、鳥取、福島、広島、三篠、厚木・・・となっていて、戦略的に展開するというより、仲間が暖簾分けして、自分の好きな場所に店を出す、という感じなんだろうな。
知らないが。
この店の店主も、西広島にもう一店舗出したくて、場所を探していると言っていた。

メニューを見ると、かなり本格的なインド料理店。
前菜やサラダ、炭焼き、デザートも、種類が豊富。

カレーも、ベースのカレーがまずあるが、そこにほうれん草とか、トマトとか、そういったものを加えることにより、計7種類のソースがあり、さらにそれらにそれぞれ、チキン、マトン、ポーク、野菜、シーフードが入るから、膨大な種類になる。
ナンも「グリーンナン」やら「チーズナン」やら、8種類。
いいな、この種類の多さ。
これだけの仕込みができるのは、チェーン店だからだろうな。

セットメニューも色々あって、

こちらはランチ。
夜のセットも別にあって、1,000円台の前半を中心に組まれている。

僕が今日頼んだのは、「B-ランチ」、780円。
カレーを「日替わりカレー」、「チキンカレー」、「ミックスベジタブルカレー」、「ポークカレー」から選ぶようになっていて、それにMサイズのナンとライス、タンドリーチキン、サラダが付く。
今日の日替わりは「ポークマクニ」、基本のソースにトマトのピューレを加えたものだというので、それを選択。
辛さは4種類から選べるが、僕は下から2番目の中辛。
カレーはかなりたっぷり量があり、それでこの値段は安いんじゃないかな。
食後のチャイは、150円。

広島に来て、インド人の経営するインドカレー屋に来るのは、実は初めて。
せっかく広島に来たから、広島の人が作ったものを食べたい、ということもあったけれど、これまでの経験から言うと、インド人の作るインドカレーって、バターや何かで、ものすごく脂っこいことが多くて、それでちょっと敬遠していた、ということもあるのだ。
聞くとインドでも、一般家庭で食べるカレーは、そんなに脂っこいことはないのだけれど、レストランなどでは高級感を出そうとして、脂を色々入れるのだそうだ。
その中でも特にも激しいものが日本にやってくるので、日本のインドカレーはこのように脂っこいのだとか。

ということだったわけだが、このカレー、必要以上に脂っこいことは、全くなかった。
トマトが加えられているので、爽やかな感じで、トマトスープのような印象すらある。
僕はこの位のほうが好きだな。
スパイスも、僕はあのいわゆるスパイスの風味が、あまり得意じゃないのだが、ここのカレーはそれも抑え目で、僕にはちょうどいい。
中辛だったからかも知れないが。

ナンも、バターがきつ過ぎず、小麦の素朴な味わいがしたし、タンドリーチキンも、よく、タレに漬け過ぎなのだろう、真っ赤でパサパサになったやつがあるが、ここのはそんなことはなく、ジューシーさを残していたし、あとインディカ米の炊き加減も良かったし、ごまベースのドレッシングのかかったサラダもおいしかったし、まあ、一回食べただけでは判断しきれないが、全てにおいて僕好みだった。

店主は11月に、インド人の女性と結婚するのだそうだ。
ぜひ頑張って欲しいな。

ちなみに冒頭のチラシだが、店頭に置いてあって、「全品10%OFF」、「生ビール(中)1杯サービス」、「ラッシーORチャイ一杯サービス」のサービス券が付いている。
僕は今日はサービス券の存在に気付かなかったが、たぶんチラシを手に取って店に入れば、それで即割引が受けられるんじゃないかと思う。

ロイヤルインドレストラン 三篠店 (インドカレー / 横川、横川駅)
★★★★★ 5.0

2009-02-21

本川町 「かれえや ばばじ」

今日は国際会議場で日教組の集会があるというので、全国から右翼の街宣車が集結している。
北は関東から、南は九州まで。
あんなにたくさんの街宣車、初めて見たな。
右翼の人たちって、どうやって生計を立てているんだろう。
政治団体だから、やはりどこかから寄付をもらうとか、そういうことなのかな。
今は不景気だから、右翼団体も大変なんだろうな。
そんなことはいいのだが。

ということで、ばばじ。

相生通りの、本川町から相生橋に差し掛かる手前、ビルの半地下みたいな所にある。
入り口のドアは木製、その周りも木製の壁になっていて、中は全く見えない。
しかもドアは背丈が低く、身を屈めないと入れないようになっている。
ここは隠れ家であると、そういうことだよな。

なかは天井と壁、床は、ビルのコンクリートそのまま。
そこにこげ茶色のテーブルや椅子、その他の調度が据えられている。
全体に薄暗い感じで、外の喧騒とは別世界に来たようだ。
部屋の隅にはステージもしつらえられていて、ピアノとPA機器が置かれている。
ライブをやったりもするのかな。

「少し辛めのばばじカレー」と、「マイルドでキノコと牛肉入りの和風ルー」があるそうだ。
それらのトッピングを変えた、数種類のメニューがある。
ご飯は小と大の2種類。
僕はメニュー最上段の「ばばじカレー」、大800円と、それにチャイ400円を頼んだ。
この店はカウンターで注文し、料理が出来たら取りに行き、食べ終わったらまたカウンターへ、自分で片付けるようになっている。

ばばじカレーとチャイ。

ルーは、よくあるプレーンなインドカレー。
ちょっと辛めで、果物の風味が利いている。
白いご飯がオムレツ卵でくるまれていて、季節の野菜がトッピングされている。
全体に和風テイストだな。
このカレーと、このインテリア、全体をひとことで言うと、「ものすごく洒落ている」という感じ。
趣味がいい。
チャイもおいしかった。

この店、昼はカレーを出す「かれえや ばばじ」で、それが夜には、「晩ごはんのセットと一品料理、原料や製法にこだわったアルコールをご用意」の、「ばばじごはん」という店になる。
夜も行ってみなくちゃいけないな。

ばばじ (カレーライス / 本川町、十日市町、原爆ドーム前)
★★★★ 4.0


広島駅ビル お好み焼「麗ちゃん」

広島駅ビルの2階にあるお好み屋。
結構な行列が出来るらしく、この日も平日午後5時、6、7人が並んでいた。
駅ビルのお好み屋、僕はまだどこでも食べていなくて、いちおうチェックしなくちゃなと思い、一番人気らしいこの店に来てみたというわけだ。

そば肉玉、730円。
食べかけですみません。

この店、駅の1階から、2階へエスカレーターで上がって来て、いちばん手前のいちばんいい場所にあって、「広島でお好み焼を食べたい」と漠然と思う他県の人が、まずここに来てしまう、ということなんじゃないかと思う。
だからたぶん、あまり苦労せずに商売してるんじゃないかな。
いやもちろん、それなりの苦労はあるとは思うが。
お好み焼を焼く店員の動きも、イマイチ覇気がなく、従って味も、どうと言うこともない、あまりそこから何かを感じ取ることもできない、何も考えずに作っているんだろうな、と思わせるような、そういう感じだった。

広島へ来て、これが広島のお好み焼だと思って帰る人も多いんだろうな。
ちょっと残念。

麗ちゃん (れいちゃん) (お好み焼き / 広島、広島駅、猿猴橋町)
★★★☆☆ 3.0

本通 中華料理「チャルメラ」

国際ホテルの向かいのこの辺り、カレー屋二軒と中華料理屋二軒が軒を並べる、プチ激戦区。
中華料理屋はどちらも古そうな感じなのだが、そのうち一軒のこの店に入ってみた。

簡単な中華料理を出す店だ。
とりあえず初めてなので、ラーメンとギョウザとおむすびのセット、「らーめん定食」650円を注文した。

このラーメン、なんと塩味。
「タンメン」のような感じの味だ。
「チャルメラ」という店の名前から、屋台風のラーメンを想像していたのだが、全然違うんだな。
この店、45年前の創業とのこと、そのころはこういう本格風のラーメンが、珍しかったのかもな。

しかし広島って、街の真ん中に、こういう古い店が結構残ってるよな。
東京はバブルのときの地上げで、古い店が大方なくなってしまったからな。
東京と広島って、単純な比較はできないけれど、でも広島には、物事を長い期間に渡って支持し、応援していく、という気風があるんじゃないかと思う。

チャルメラ (中華料理 / 立町、本通、紙屋町東)
★★★☆☆ 3.0

2009-02-20

横川 中華料理「紅蘭」

横川駅東側のガード下にあるこの店、「高砂屋 」に初めて行った時休みだったので、近くをうろついて、入ることに決めたのだ。
店頭にはメニューもない、店内も見えないで、こういう店は入るのにちょっと勇気がいるのだが、この暖簾の色が、店名の通り、よくあるオレンジがかった赤ではなく、ちょっとピンクに近い、まさに「紅色」で、インパクトあるんだよな。

店内はL字型のカウンター、10席のみ。
60才くらいかな、という感じのオヤジさんが、一人で切り盛りしている。
6時過ぎの早めの時間だったが、すでにサラリーマン3人が料理をつまみに酒を飲んでいて、後からおじさんが、やはりお酒を飲みに来た。
一通りの中華料理を出す店で、メニューを見ると豚足とか、蒸し鶏とか、あまり街の中華では見ないようなものも、出すんだよな。

カウンターの中ではオヤジさん、炒めたり揚げたり、切ったり洗ったり、仕込みをしたりで、一瞬の間もなく動き続けている。
カウンターには仕切りの板がなく、客席から調理場の全てを見渡せるようになっているので、オヤジさんの無駄のない動きを眺めながら酒を飲むのは、おつなものだろうな。
しかしこの時は僕は酒は飲まずに、初めてのラーメン屋でいつも頼む、「中華そば」、570円と、「焼ギョウザ」、570円を注文。
ギョウザはちょっと高いなとは思ったが、これだけ頼んで酒を飲む人もいるだろうから、お通しの意味もあるんだろうな。

ギョウザ。
外はパリッと焦げ目が付き、中は熱々。
カレーは丁寧さが大事なんじゃないかと前に書いたが、中華はやはり、勢いが大事だろう。
火力とか、火をかける時間とか、そういうことで決まるだろう、勢いのある中華と、そうでない中華があると思う。
その点、このギョウザ、勢いがあって、僕は好きだな。

中華そば。
豚骨と鶏がらを混ぜた、という感じの、全く臭みのないだしに、薄めのしょうゆ味、塩をきつめに利かせてある。
実はこれ、行ったのが数日前で、申し訳ないことに、詳しいことを忘れてしまったのだが、勢いがあってうまいラーメンだ、と思った記憶はある。

この店、ギョウザとラーメンを食べて帰る、というのは、あまり正しい利用の仕方とは言えないので、今度はきちんと酒を飲みに来たいと思う。
広島のラーメン店主にしては、やさしい感じのオヤジさんとも、色々話してみたいしな。

紅蘭 (中華料理 / 横川、横川駅、横川一丁目)
★★★★ 4.0

2009-02-19

ツナサラダ

僕は相変わらず、晩酌のつまみにツナサラダを食べ続けていて、今のところ飽きる気配がない。
これは一重に、ドレッシングがうまいからだと、何日か前に豪語したわけだが、このオリーブオイルとレモン汁、クレージーソルトにコショウのドレッシング、先日ツナを入れない野菜サラダにかけてみたところ、刺激が強いだけで旨味が足りず、全然おいしくなかった。
つまりこれは、ツナの旨味を前提としたドレッシングなんだな。
もしかしてこの日記を見て、このドレッシングを試して、ツナサラダ以外のサラダにかけて、まずい思いをする人がいるといけないと思い、いちおう言っときます。
とか言って、結局、自作ドレッシングがうまいってことを、またしても自慢したいだけなんですけどね。

西広島 喫茶店「とんがりぼうし」

僕の家の最寄り駅である西広島からほど近い場所にあるので、喫茶店で定食を出すというこの店があるのは知っていたのだが、喫茶店の定食って何だかあまり大したことがないような気がして、今まで行ったことがなかったのだ。
でも先日「チェック 」へ行って、喫茶店で本格的な食事を出すというのが、広島独特の食文化の一つであるということを知り、俄然興味が湧いて、早速こちらにも来てみたというわけだ。

この店、「牛ステーキ」から「豚しょうが焼き」、「海の幸のミックスフライ」、「ビーフカツ」、「ハンバーグ」、「マーボー豆腐」、「ほっけ塩焼き」等々、10種類以上の「本日の定食・ランチメニュー」というものがあり、それ以外にそれぞれ数種のカレー、スパゲティー、カツどんなどの丼物、また朝7:30~11:00は「モーニングセット」もある。
さらに「季節のメニュー」として、「カキフライ」やら「鍋仕立てすき焼き定食」などもある。
表の看板には「コーヒー・ランチ」とあるので、喫茶店ではあるのだろうが、このメニューは「喫茶店で出される軽食」の域は明らかに超えており、実際店主は、メニューを見ると、

自分のことを「コック長」と称していて、コック長とくれば、やはりレストランなのだろう。
店内も、喫茶店にあるような小さなテーブルとソファとかではなく、きちんと食事をするための大きくて頑丈なテーブルと椅子が整然と並び、見た感じとしても明らかに、レストランか食堂である。

しかしこれを何故、レストランとしてではなく、喫茶店として営業するのだろう。
この店は「チェック」とは違い、あまりゆっくりくつろげそうな雰囲気ではなさそうにも見える。
お客は、僕が行った平日の午後1時過ぎ、全員が男性の一人客。
新聞や雑誌などを見ながら、黙々と食事している。
実はこの日記を見てくれている、やはり西広島に在住の男性から以前、メールをもらい、それによると
「とんがりぼうしで夕食を食べ、閉店まで雑誌などを読みながらだらだらしていることが多い」とのことだった。
するとやはりこの店が喫茶店であるということも、ただ食事するだけでなく、「ゆっくりくつろげる場所である」ということの表現であるのだろうな。

僕がこの日注文したのは、定食メニューの一つの「チキンカレーセット」、750円。
「定食」というくらいだから、もう少し何か付いてくるのかと思ったが、まあしかしカレーには大きな骨付きの鶏肉が三切れに、けっこう大きな野菜も入っていたから、コスト的にはこんなものなのだろうな。
味は、家で作る「S&Bディナーカレー」と全く同じ。
コクがあって、ちょっとスパイシー。
ある意味王道であり、レストランで出すには芸がないとも言えるが、ここのお客の中心層が、単身の男性であるとすると、家庭の味というのは正解なのだろう。
量的にも、普通の男性が食べるのには申し分なかった。

食事が終わったら、お茶が出てきた。
これは「ごゆっくり」という意味だよな。
そういう店なんだな、やっぱり。

とんがりぼうし (喫茶店 / 西広島、広電西広島(己斐)、福島町)
★★★☆☆ 3.0

2009-02-18

横川 中華そば「高砂屋」

ブログ で見て、前から気になっていたのだが、一度行ったら休みだったりもして、今日やっといけたのだ。
横川駅の北口から、線路に沿って東側にちょっと歩いて、道を渡った先にある。
この辺り、ずっと見逃していて、最近になって発見したのだが、他にもいくつか、気になる店があるんだよな。

メニューは中華そば普通(600円)と大(700円)、チャーシュー麺、おでん(一本100円から)、豚足(500円)、豚耳(500円)、おにぎり(100円)にご飯(200円)、それだけ。
いわゆる広島らしい、中華そば屋だな。
おでんは店の真ん中のテーブルの上に、でっかい鍋で炊かれていて、おいしそうだったので、それを何本かとご飯、それに中華そばを頼んだ。

おでんとご飯。

中華そば。

この中華そば、ものすごくおいしかった。
僕は広島の中華そばで、「陽気」が一番、「すずめ」が二番と思っているのだが、それと同じ位だったな。
何よりスープがすごいのだが、当然豚骨だと思うのだけれど、何のだしなのかが、全く分からない。
臭みとか癖とか、そういったものとは無縁で、旨味だけが濃縮されている、という感じなのだ。
スープの表面には厚い脂の層があって、それがいいコクを出している。
だからといって、脂っこいのかと言えば、そういうことでは全くなく、きつめに利いた醤油の味のおかげだろう、全体として爽やかな感じすらする。
色もあまり濁っておらず、「澄んだ豚骨スープ」と言いたい感じだ。

どうやったらこんな味になるのかな。
やはりあまりぐらぐら煮立てないで、とろ火で長い時間かけるのかな。
分からないが、とにかくおいしい、他では経験したことがないような、そういうスープだった。

麺はけっこう細め。
それがやわらかめにゆでてある。

チャーシューがまたすごくて、ばら肉なのだが、これがトロトロではなく、ベーコンみたいな、歯ごたえのある感じに仕上げられている。
これもどうやるのだろう。
それにもやしと青ねぎ。

この店、それほど有名とかいうわけではないのだが、こういう名店が、まだまだ隠れていたりするのだよな。
こういうことがあるから、やめられないんだよな、食べ歩きは。

高砂屋 (たかさごや) (ラーメン / 横川、横川駅、横川一丁目)
★★★★★ 5.0

2009-02-17

庚午中 コーヒーショップ「チェック」

この辺りにこういう店があるというのは、ブログを見て知っていたのだが、今日昼飯を食べる場所を探してチャリンコでうろついていたら、偶然前を通りがかったので、入ってみたというわけだ。
コーヒーショップなのだが、食べ物が充実している、という話は聞いていたが、実際メニューを見るとすごい。
メニューは字が大きいということもあるが、何ページにも渡っていて、「ランチ・定食」、「レディースセット」から始まり、魚・肉料理、スープ、サラダ、カレー・ピラフ、パスタ・グラタン、サンドイッチ、ケーキ・デザート。
それぞれが10種類位ある。
これはコーヒーショップというよりも、ほとんどレストランなのだ。

僕はまずはカレーが食べてみたくて、「チキンカツカレー」、なんと490円、それに「サラダ」210円を頼んだ。

サラダ。
ドレッシングは、和風しょうゆ味。
和風しょうゆ味、多いな、最近。
日本のドレッシングは、これに決まったのか。
ワカメのトッピング、食べたときは何とも思わなかったが、今見るといいな。
こんど真似してみよう。

チキンカツカレー。
死ぬほどうまいというわけではないが、丁寧に作ってあって好感が持てる。
カレーって、丁寧さが生きる料理だよな。
実際おいしいカレー店の店主って、なんかみんな、丁寧そうな感じの、いい人だし。
逆につけ麺の店の店主は、なんかみんな、コワイよな。
そんなことはいいが。
このカレー、牛肉でだしを取って、野菜を煮込み、果物も何か入れてある、という感じ。
スパイスはそれほどきつくないが、唐辛子がちょっとピリッとくるのが、果物の甘みと相まって心地よい。
チキンカツもやわらかく揚がっている。

それからこの店、各種サービスが充実していて、ランチはもちろん、モーニング、アフタヌーンサービス、等々、あと毎週土曜には

ケーキのバイキングというのもある。

携帯サイトの画面を見せると受けられるサービスもあり、無料でゲットした「練乳プリン」。
カレーの後に甘いものって、いいんだよな。
これにコーヒー、食事と一緒だと150円、を頼んで、けっこう満足した。

というわけで食べ物もなかなか良かったのだが、この店、ほとんどレストランなのだが、しかしやはりコーヒーショップなのだ。
居心地がいいのである。
店内は、「洒落た感じ」とは程遠く、雑誌やら、ぬいぐるみやら、雛人形やらが所狭しと並べられていて、そこにさらに、色んなサービスを知らせるポップや張り紙があって、全くガシャガシャした感じなのだが、店主の人柄だろう、全体として妙な統一感があって、落ち着くのだ。
椅子もゆったり座り心地が良いし、実際僕が1時過ぎに入った時、すでに食事は食べ終わっていた主婦の二人連れ二組は、僕が帰る時もまだ、話に花が咲いていた。
そうやって、この店は、ただ食事するための場所ではなく、それからさらに、ゆったりくつろいでいく場所なのだな。

広島ではこういう、喫茶店で食事を出すところ、けっこうあるんじゃないかと思うが、他ではどうなのだろう。
東京なんかだったら、ファミリーレストランが、こういう役割を果たしているのだと思うが、個人経営の店でこういうところは、あまりないだろうな。
名古屋も喫茶店は発達しているが、そこで軽食ではなく、きちんとした食事を出すというところは、あまりない気がする。
広島の名物なのかな。
どうなのだろ。

チェック (喫茶店 / 古江)
★★★★ 4.0