カレー屋を開拓したいと思い、口コミを見て十日市へ行ってみたのだが、閉店したのか、目当ての店が見つからず、予定を変更して、カレーのランキングでけっこう上位に入っていた、この店に来てみたのだ。
美容室を思わせる、ガラス張りの洒落たつくり。
入ろうかどうしようか躊躇したのだが、外観の写真を撮っていたら、怪しんだのだろう、店主が入り口まで出てきたので、
「ここはカレー屋か」と聞いたら、
「いえ、カフェです、メニューにカレーもありますが」とのこと。
ますます躊躇したのだが、ここまで来て引き返すわけにもいかない、店に入ってカレーを食べていくことにした。
午後3時から夜中の2時までやっているカフェだそうだ。
30代とおぼしい男女、帰ってWebを見たら夫婦だそうだが、この二人で、去年の夏に、この店を始めたらしい。
カフェだから、お茶やお酒、簡単な食べ物が出されるのだろうが、僕は当然カレー、「ころころカボチャと完熟トマトのカレー」だっけな、780円を注文した。
僕のようなおっさんは、「カレーと言えば肉」なわけだが、このカレーはひき肉を使っていて、肉ではなく野菜がメイン。
しかも「ジャガイモとニンジン」ではなく、カボチャとトマト。
裏の裏を衝かれて、これを食べる旦那さんは、もうメロメロだな。
何だそりゃ。
こういうお洒落なカフェで、お洒落なカレーを食べるというのは、食べているのが僕でなければ、図としては悪くない。
実際カボチャの甘みとトマトの酸味に、スパイスが爽やかに利いて、なかなかうまかった。
この店、開店して半年が過ぎ、今が頑張りどころ、という感じなのだろう。
だいたい僕が店に入ったのが、ご主人がわざわざ入り口まで出てきたからなのだが、店に入ってからも、「ブログをやっているのか」とか、「ブログのタイトルは何なのか」とか、かなり積極的に話しかけてくる。
いいよな、こういうアグレッシブな感じ。
お洒落につんと澄ましているだけでは、人は集まらないのだ。
ぜひ頑張って、軌道に乗せてほしい。
マルク （カレーライス / 白島、横川、横川駅）
★★★★☆ 4.0
