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2009-05-17

山口市 「中華そば 江戸金」

今日は山口市に出張だったのだ。
出張の時はいつも事前にネットで、どこで飯を食うか調べて行くのだが、一人で行くとなるとやはり、とりあえずラーメンになっちゃうんだな。
ラーメンが好きということももちろんあるが、それだけでなく、全国津々浦々どこに行っても同じ土俵の上で、しかも一回食べてそれなりに、うまいとか、まずいとか、評価することができるということも楽しいのだ。
探究心を掻き立てられる、という感じなんだな。
しかしその結果、塩分取りすぎで高血圧とかになった日には、世話ないな、って話だけど。

この江戸金は、山口市でラーメンと言えばここ、となってる店らしい。
広島市で言えばすずめとか陽気とかなのかな。
メニューはラーメンとチャーシュー麺、その大盛、それにおむすびだけ。
店内も、老舗によくある、シンプルで飾り気のない、清潔な感じ。
接客も、枯れた折り目正しい味わいだ。

そしてラーメン、530円。
実は店に入った瞬間から、かなり意外だったのだが、山口と言うと僕の勝手なイメージでは、総理大臣も山ほど輩出しているし、紳士的な、穏やかな、そういう地域性かと思っていたのだが、このラーメン、豚骨だしなのだが、ものすごく臭うのだ。
店に入った瞬間、店内に豚骨の獣の臭いが充満している。
山口のラーメンが、こんな荒々しいとは思わなかったな。
それをけっこうアベックとかで来た、可愛い女の子がぺろぺろ食べていたりするのだ。
山口、恐るべし。

スープはかなりこってり、というか、どろっとしていて、薄めの醤油で味が付けられている。

麺ややや太め、それに合わせてもやしも太い。
チャーシューはまあ普通、それに青ねぎと海苔。
九州ラーメンと広島ラーメンの、まさに中間みたいな感じもする。
地理的にもそうだよな。

しかし考えてみたら山口は長州藩、明治維新という権力闘争を主導したところだからな。
表面は穏やかに見えても、内面は実は激しい、ということなのかも知れないな。
ってちょっとラーメン食べたくらいでそんなことわかるわけないが。

江戸金 (ラーメン / 上山口、山口)
★★★☆☆ 3.0