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2010-07-31

さんま焼き

今日はこれから飲みに出るつもりなのだが、めしは家で食うのだ。ちょっとした居酒屋程度なら、自分で作ったほうが、好みの味になるからうまい。でも飲みながら人としゃべるのは、家ではできないからな。

魚屋で、去年の冷凍物だが、塩サンマが売ってたから、これは避けては通れない、フライパンで焼くことにした。結論をいうと大成功。

見よ、この焼き加減。皮もまったくはがれてない。水っぽさもまったくなし。ガスレンジの魚焼きグリルで焼くのと遜色ない。今までの何が間違っていたかというと、火が弱かったのだ。皮が焦げつくのをおそれて、弱めの火でやっていたのだが、今日はうちのIHレンジで最強の火加減、といってもふつうのガス台でいえば強めの中火くらいなのだが、それで、えーいままよ、とばかりにやってみたら、うまくいった。クッキングシートはしかず、油をちょっとしいて、フライパンをよく温めてから入れる。最初から最後まで、フタをする。というわけで、これでサンマ君、いつでも来いということになった。めでたしめでたし。

万願寺の炊いたん。今日はくたくたにするために、初めだしだけで10分ほど炊いて、そのあと調味料、うすくち醤油と酒みりん、それとじゃこを入れて、煮詰めるようにした。歯ごたえが残るのも悪くはないが、こうやってくたくたにした方が、ちょうどナスの煮物のような歯ごたえになってうまい。


網野善彦「日本の歴史をよみなおす(全)」

この本は読むべき。日本というのがこういうものだったのかということが、まったく新しい視点から見えてくる。

一つは「非人」というものについて、徹底的に解明していて、今では非人は、単に差別される人としか捉えられていないのだが、元々はそうではなかったのだということが書かれている。非人は平安から鎌倉時代くらいまでは、金融業とか動物の屠殺業、遊女など、人々の日常にはなじみにくいことを、神様から請け負うという形でやっていた人たちだったのだ。だから身分は、天皇の直轄ということになっていた。ところが室町以降、天皇の権威が下がるにつれて、差別民として扱われるようになっていった。それと関連して、非人をも信者として取り込み、みずからの勢力を拡大していった真宗など鎌倉新仏教のこととか、女性の立場についてのこと、天皇についてのこととかが書かれていて、日本の社会が室町時代を境として大きく変わっていったことが、全体として見えてくる。

それからもう一つは、日本は元々農業を中心とした、農業国家であると考えられてきたわけだが、実はそうではなく、河川や海を交通路として、これまでは研究から見落とされていた、様々な行き来があることがわかってきて、それを前提とすると、日本の社会というものが、これまで考えられたものとはまったく違ったものであったということが、はっきり見えてくる。もちろん農業というのが、一方の大きな柱だったことは間違いないのだが、もう一方で商業や金融業といったものが、これまで考えられていたよりはるかに盛んで、後醍醐天皇などは、そういう勢力を背景として、権力闘争を行ったのだが、けっきょく敗れ、それ以降は権力が、商業や金融業を規制する方向に動いていった。朝鮮や中国など、海外との行き来も、今考えられているより、はるかに盛んだった。

それらを、著者は仮説としてではなく、資料をきちんと読み込んだ末の事実として、きちんと描いていく。同じ資料を、これまでも幾多の研究者が見てきていたのだが、先入観のために目が曇って、見えていなかったということなのだ。80年代以降の新しい研究の成果で、最近の教科書などには、それが反映されているところもあるらしいのだが、昔の教科書で勉強した僕などは、そんなことは全然知らなかったわけだ。

著者は歴史学者で、幾多の専門書も書いているのだが、この本は一般の人にむけ、これまでの著作との重複をおそれず、自分の生涯の研究成果を、全体としてわかりやすく伝えるということを目的としている。実際そのとおり、気楽に読めながら、日本というものがまったく新しい姿として見えてくるという、ほんとにすごい本。これを知らないというのは、まったく損だとすら、言えるんじゃないかと思う。

★★★★★
日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)
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朝ビール

東京へいく前の晩、1時間しか寝れなかったのだ。朝4時起きだったのだが、前の日けっこう寝てたのと、4時に起きないといけないと思うと、緊張してしまったらしい。それで東京へ行って、蒲田で夜中まで飲み呆けていたのだから、疲れているに決まってる。昨夜は10時には眠くなり、今朝は5時半にいちど目が覚めたが、それからまた寝て、起きたら9時過ぎ。11時間寝るなんて、久々の快挙。

それで今朝は、まずサウナ。東京へ行ってサウナで脚の痛みがとれたので、やはりサウナへは行かなきゃいけないと、思い直したわけだ。うちからすぐ近くにある「壬生やまとの湯」というところだが、初めて行ったがすごくよかった。入浴料は800円。ただしタオルやヒゲソリを持参しないと、その分お金がかかる。風呂場はきれいで広々として、何種類もの浴槽に露天風呂もあり、サウナも広い。土曜の午前、混んでるかと思ったが、家族連れが来るのが午後からなのだな、年配のお客中心でけっこう空いてた。

というわけで、サウナでゆっくり疲れをいやして、いよいよメインイベント。朝ビール。

サウナのあとの朝ビールは、ほんとにたまらん。人生はこのためにあると言っても、過言ではないな。枝豆は220円、冷凍だが量がたっぷりで、ビール2杯分はあったが、1杯で我慢しといた。

そのあとは毎度のikoi cafe

ランチはチキン南蛮。タルタルソースは自家製だそうで、大変うまい。冷えた冬瓜も夏らしくていい。

アイスコーヒー。

ikoi cafeでママとくっちゃべったり、新聞を読んだりして、家に帰って、さらに昼寝。1時間半も寝た。いや極楽極楽。


2010-07-30

ゴーヤチャンプルー

昨夜は蒲田で、アンリミテッドな飲みを繰りひろげ、今日もなんだか飲みに行きたいような気もしたのだが、いやさすがに、あんなことを続けちゃいけないだろうということで、今日はおとなしく料理をつくって家飲み。

シーズン真っ盛りということで、ゴーヤチャンプルーにしたのだが、今日は大変うまくいった。今までで一番の出来かも。ということで、作り方。

まず豆腐を、こんがりと焼く。

そこへかるく塩をふった溶き卵を流し入れ、うらおもて返して豆腐にコーティングするようにする。

豆腐を取り出し、ゴーヤを焼く。

ゴーヤを取り出して、豚バラ肉を、かるく塩コショウして、しっかり焦げ目がつくまで焼く。

そこへ、合わせ調味料、今日はうすくち醤油にみりん、酒、おろしショウガ、

これを注ぎこみ、肉に味をしみ込ませ、調味料に肉の脂を溶かすようにする。

そこへまずゴーヤ、それから豆腐をもどし、塩コショウして、全体をよく混ぜ合わせて出来上がり。

今回調味料を、純和風にしてみたのだが、大変よかった。うすくち醤油なので、色もきたなくならないし。最後に肉を炒め、そこに調味料を入れるようにしたので、肉にも味がしみ、また肉のうまみが全体に行きわたった。

あと最後に味見をしないこともポイント。味付けは直感を信じる。炒め物の場合、味見をすると、だいたいまちがう。

ああ、でもこれ、食べてて思ったが、さらに酢を入れてみても、よかったかもな。


ikoi cafe

京都にもどってikoi cafe。チューリップ。 真下からすすると、絵が最後まで消えない。


中華そば 永楽

今回は東京の老舗のラーメン屋を訪ねてみようと思って、来たのは大井町。大井町は長年住んでいた蒲田から2駅で、通勤で毎日通っていたのに、ほとんど来たことなかったな。小さな飲食店が密集している地域があって、夜は楽しそう。もうちょっと気取った街かと思っていた。

そんな飲食店街の中にある「中華そば 永楽」、いかにも古い、昔ながらという感じの店構えなのだが、メニューがラーメン、ギョウザ、チャーハンのほかに、もやしそばタンメン、味噌ラーメン、それに野菜炒めなんかがあって、要は簡易中華料理屋なのだな。野菜や肉を炒めて、そこにスープを入れて味を付けたものを、どんぶりに入れたゆでた麺の上からかけるというやり方をメインにしている。広島や京都などではあまり見かけない種類の店なのだが、東京でラーメン屋といえば、以前はこういう店が多かったよな。

ビールにギョウザ。ギョウザは500円で、ラーメンの付け足しということじゃなく、場合によってはこれにライスで一食にもできる、主力メニューの一つになっている。値段だけのことはあり、餡もたっぷり入り、モチモチでふわふわ。

ラーメン600円。スープが黒く見えるのだが、これは焦がしネギが入っているのだ。この店ではスープでさらに野菜や肉を煮るというやり方を基本としているから、スープをあっさりめにしてあって、そのまま使うとコクが足りないということなのだろう。実際ラーメンをたのむ人より、もやしそばとかタンメンとかをたのむ人のほうが多いみたいだった。

麺はわりと太めの平打ち麺。中国式だよな。それにしっかり味のついたもっそりチャーシューと味付け煮玉子、大量の太もやし。

こういうラーメン、僕も昔はよく食べていて、慣れ親しんだ味なのだが、今は東京でもどちらかといえば少数派になってしまっているのだろう。「和風化」の流れから、外れてしまっているということだよな。


中華そば 永楽 ラーメン / 大井町駅鮫洲駅青物横丁駅
★★★☆☆ 3.0

蒲田ナイト


蒲田で泊まるときは、宿はいつもカプセルホテル。値段がビジネスホテルの半額ということも大きいが、ビジネスホテルのいいところは、プライバシーが確保されるってことだけで、椅子も小さくゆったりできないし、風呂も狭いし、それだったらカプセルで大きな風呂とサウナに入って、広い休憩室でくつろいだ方がいいというのが僕の考え。またこの蒲田駅東口にある「カプセルインカマタ」は、館内や風呂は広々して、わりときれいだし、ロッカールームがカプセルのすぐ脇にあるのも便利で、またカプセルの数が多いので、下段をとった場合、まず上段に他人が入ってくることがなく、幾多のカプセルの中でも、わりと上位に属するのじゃないかと思う。

夕方早めにチェックインして、まずはひと風呂。2週間前に夜行バスで東京に来て、足がむくんで以来、右足のふくらはぎが痛かったのだが、恒例のサウナ→水風呂→ふつうの風呂を3セットくらいやったら、一気にほとんど治った。なんだ、そんな簡単なことだったのか。最近暑いから、シャワーばかりで風呂に入っていなかったからな。


晩飯は息子ふたりと焼肉。クチコミサイトで蒲田の一番人気の焼肉屋「京城亭」。テーブル2卓に座敷が2卓の小さな店だが、神戸牛を置いているのと、希少部位を多数置いてあるのがウリらしい。


初っぱなからいきなり飛ばして、ガツガツ食い続ける欠食児童2名を前にして、こちらは早くも戦意喪失、ホルモンとキムチでマッコリをがぶがぶ飲んでた。神戸牛と黒毛和牛で二人が満腹になって、僕はマッコリを5合ほど飲んで、お勘定は15,000円。思ったより安かった。

それから上の息子の行きつけのバー、そんな生意気なものがあるわけだが、そこでさらに飲み、僕は調子にのってべらべらしゃべってた。蒲田西口の通りを西に真っすぐ、ちょっと行ったあたりにある、「チャーリー」という店。バイト先の仲間と来るらしいが、アメリカンな雰囲気で、店員の感じもよく、なかなかいいところ。「息子がまたお世話になると思いますがよろしく」とか、父親ぶってあいさつしといた。


夜も遅くなっていたので、息子ふたりはここで帰して、僕はさらに蒲田の街へ。角にすらっとしたかわいいオネエちゃんが立っていたので、声をかけたら韓国人、スナックビルの4階にある「花胡蝶」という店に案内された。オネエちゃんはたまたま韓国人だったが、ママや他のオネエちゃんは中国人で、オープンしてまだひと月ほどらしい。韓国のオネエちゃんと、いい雰囲気になってきたなと思ったら、オネエちゃんは家が遠いというので帰宅、代わって座った中国人のチーママに、完全に骨抜きにされてふらふらになっていたら、これも家が横浜だというのであっさり帰宅。なんだよ、薄情だな、ってなもんだったが、いやしかし、これ僕京都にいなかったら、絶対かよってたな。中国人は捨て身で体当たりしてくるから、ほんとに危ない。2時間半ほどいて、梅酒を8杯飲ませて、14,000円。この手の店としては安かった。しかし安いというのは、よけい危ないということなのだ。


最後に店員も、客の大半も中国人という中華料理屋「香楽園」で、ラーメン。太めの平打ちの縮れ麺で、けっこううまかった。480円。


サウナにもどって、チェックイン時に生ビールセットというのを注文してしまっていたので、さらにビールを一杯飲み、ヘベレケになって就寝。めでたしめでたし。

2010-07-29

大勝軒 東池袋本店

東京に来た。いや東京は、とにかくだだっ広くて、人がたくさんいて、僕も東京で育って、40年にわたって住んでたわけだが、地方暮らしが身につくと、数時間いるだけで疲れるな。用があった蒲田から、大勝軒のラーメンを食べに東池袋に行くだけで、山手線を逆回りに乗ってしまったこともあるのだが、同じ都内なのに1時間半もかかった。ぐったりだ。疲れているのは僕だけじゃなく、東京の人はみな疲れている感じがする。電車でも行き帰りとも、隣の人が熟睡して、僕に寄っかかってきた。帰りはオネエちゃんだったからよかったけど。

電車や駅で、オネエちゃんもずいぶん見た。男は皆そうなのか、僕が特にそうなのか、僕は街でオネエちゃんを見るのが好きだ。きれいな、流行りの格好をしているオネエちゃんというのは、ただ見て心地がいいというだけじゃなく、その土地の感覚というものを、表しているところがあるように思うのだな。東京のオネエちゃんは、とにかく露出過多で、ビーチかと思うような格好をして、髪は前髪をつくらず、カルメン・マキみたいに、長い髪を真ん中で二つに分けているのだが、メークのせいなのか、全体としてマネキンみたいに見える子が多い。

ということで大勝軒。僕は東京に40年住んでいながら、東京にいたころはあまりラーメンに興味がなかったので、自分の行動範囲外のラーメン屋へ行くということはなかった。なので当然、大勝軒も初めてだ。

東池袋の本店に行くと、創業者のおいちゃんが、店の前に座り、お客さんにあいさつしてる。券売機で何を食べたらよいかまごまごしていると、親切に色々教えてくれるのだな。実際にラーメンを作るのは、弟子に任せているのだが、それでもこうやって店に出てくるというのは、お客さんの顔を見るのが好きなんだな、このおいちゃんは。

当然生ビール。

またこの生ビール、550円という普通の値段なのだが、けっこうな量のお通しが付いてくる。メンマにチャーシュー、白ネギを和えたもの。これがあれば、ギョウザなんかは頼む必要がない。このサービス精神なんだな、要は。

中華そば。700円。なるほどわかった。僕は勘違いをしていて、こってりした肉のだしに大量の煮干しが入ったスープや、太い麺、そしてもちろん、それをつけ麺にして食べること、ここ5年か10年の流行りなのかと思っていたが、そうじゃなかった。すべてこの大勝軒のおいちゃんが、見つけ、つくり出してきたものだったのだ。50年前からつけ麺を出していたわけだから、50年たって、ようやく時代がこのおいちゃんに追い付いてきたということなのだな。今の新しい店は、麺がもっと太かったり、煮干しがもっと強かったり、いろいろ個性はあるのだが、すべての要素は、この大勝軒のなかにある。すごいことだな。

大勝軒のラーメン、あえてポイントを上げるとすると、まずこってりとしていること、そして魚介だしを使った和風味であること、さらに麺が太く、量がまじ、というくらいたっぷりあることなのだが、たしかに僕が若いころ、あまりラーメンを食べなかったのは、この3点がなかったからとも言えるように思う。今でこそあっさりしたラーメンが好きな僕だが、欠食児童には、それでは物足りないのだよな。このおいちゃんはお客さんを見ながら、それまでのラーメンという枠にとらわれることなく、お客さんが好む味を、大胆に発明していったわけだ。そりゃお客さんから強く支持されるのも、当然のことだよな。


東池袋大勝軒 つけ麺 / 東池袋駅東池袋四丁目駅都電雑司ケ谷駅
★★★★★ 5.0

朝めし

きざみ揚げのうどん。上にのせるものを買い忘れたので、冷凍庫の奥で干からびていたのを救出。うどん汁でいっしょに煮たので、汁が濁ってしまったが、そういう細かいこと言いだすと、朝から鍋二つ使ってうどん作らないといけないことになるからな。

今朝無事4時に起きれたのだが、昨日たっぷり寝て昼寝もしてしまったのと、4時に起きなきゃいけないと思ったら緊張して、3時頃まで寝られなかった。眠いっす。

サザンの桑田が食道がんとのこと。桑田には高校のころのバンドから、大学のころはカーステのBGM、それ以降は今にいたるまでカラオケと、大変お世話になっているから、けっこう心配。初期だそうだから手術すれば治るんだろうが、食道ってのは、喉に近いわけだから、そちらの影響も気にかかるしな。無事の復帰をお祈りします。


2010-07-28

晩 酌

魚はほぼ、三条商店街の決まった店で買うようになっている。大宮通三条を東にちょっと入ったところにある、「ダイシン食品店」というところ。魚屋は他にもいくつかあるのだが、個人より飲食店相手の店だったり、生魚より惣菜メインになってたりするので、個人が生魚を買うには、ここがいちばん使いやすいのだ。店のおばちゃんともすっかり仲良くなって、お神輿のときにはビールをもらったし、行けば僕が好きそうなものを勧めてくれるようになっている。グリルがないから、焼き魚がなかなか難しいということと、あと僕は何といっても、安いものが好きだから。

今日は行くなり、「しょうが煮にすれば」と、ハマチの切り身をすすめてきた。180円。カマに近い骨っぽいところを指して、「これなんかおいしいから」というので、それに即決。僕がわりと炊くのが好きというのも、よく知ってるのだ。「今日は早く決まったね」と言ってたから、たぶんいつも、「あの人なかなか決まらないね」とか、噂してるんだろうな。実際なかなか決めないんだが。

煮魚はもう、あまり失敗することはない。煮汁の量と、炊く時間だけ、間違えなければ大丈夫なのだよな。炊く時間は、基本は10分。薄い魚なら7、8分、大きなアラとかなら12、3分。強めの中火で落としぶたをして10分炊いた場合、水分はだいたい1カップなくなるので、それに合わせて煮汁の量を決める。酒はたっぷり、水と同量くらい入れる。という感じですか。

明日朝イチの新幹線で東京へ行くので、今日は早く寝ないといけないのだ。こないだ夜行バスで行ったら、足がむくんで、それ以来右足のふくらはぎが痛むようになってしまった。もう夜行バスに乗るトシじゃないってことなんだよな。


ikoi cafe

ikoi cafe、このところほんとにハマっていて、だいたい夕方、コーヒーを飲みにいくというのが日課となってしまっている。ラブリーな雰囲気を壊しちゃいけないと、借りてきた猫のようにおとなしくしているのだが、この店に来るほかのおじさんも、やはりそうやって気をつかっているのが伝わってきて、微笑ましい。そんなに気をつかうなら、来なければいいのに、それでも来てしまうという不思議な店だ。カプチーノは400円。ただのコーヒー380円と、値段はそんなに変わらないのに、ラブリーな絵を描いてもらえるというのなら、そりゃこちらの方がいいだろう。


山崎麺二郎

今日は曇りで暑さはすこし和らいだとはいえ、相変わらず暑い日がつづくことは変わりないわけだが、僕はラーメンを食いつづけるわけだ。いちおう食べログで、ラーメン以外の食い物もひと通りチェックするのだが、結局ラーメンが食べたくなってしまうのだから仕方ない。たしかにラーメンという存在自体が興味深いということはあるのだけれど、なぜここまでしょっちゅうラーメンを食べるのか、自分でも謎なのだよな。肉系のだしに醤油味、それに麺、というこの組み合わせが、現代日本人のツボに入っているということなのだろうな。

今日来たのは「山崎麺二郎」。わりと新しい店らしい。話題にもなって、テレビとかにも出たりしたみたい。メニューはシンプルに、らーめんと塩らーめん、つけめん。でも僕は塩らーめんとつけめんには、興味がないから食べないのだ。

当然まずビール。やはりラーメンを食べに来てビールを飲まないというのは、クリープを入れないコーヒーだな。

そしてらーめん。650円。

チャーシューごはん。200円。

肉のだしに魚のだしがブレンドしてあるダブルスープ。最近よくある、煮干の粉をどっさり入れたとかいうのじゃなく、たぶんかつお節とかさば節とか、そういうもので取っただしを合わせてあるのだと思う。強めにきかせた醤油味とあいまって、まさにそばのだしという感じ。それに中細の、ぷりぷり、しこしことした麺が合わせてある。

全体として大変上品で、2枚のチャーシューは、モソモソしたのとぷりぷりしたのと、二通りの味が楽しめるようになっていたり、ねぎは白ねぎと青ねぎと、両方を使って、しかもそれを縦に刻んでいたり、メンマも厚めに切って、それをやわらかめに炊いてあったり、またチャーシューごはんも、これはチャーシューの炊き込みご飯で、初めて食べたが大変おいしかったり、微にいり細にわたって神経が払われているのがよくわかるのだが、うーん、惜しいんだな、ちょっと。

それで結局、何なのよ、これ、と聞いたとき、ひとことで答えられるものがないのだ。ジャンルとしては和風ラーメンなのだが、和風ラーメン界には最凶ともいわれる高倉二条を初めとして、アクの強い人たちが集結し、しのぎを削っているわけだからな。そういうものと比べるとどうしても、小粒で個性がないように見えてしまう。

たぶん店主は、和食の職人だったりとか、したのだろうな、もともと。随所に腕の確かさが光っているように見えた。そういう職人が作った、おもしろ味はないが、きちんとうまい和風ラーメン。そういう感じなのだろうな、これは。


山崎麺二郎 ラーメン / 円町駅西大路御池駅北野白梅町駅
★★★★ 4.0

朝めし

じゃこ天うどん。うどんのだしは、酒をのんだ翌朝のからだにほんとにきく。3合だから、飲みすぎということは全然ないのだが、朝起きるとただ水分をとっても収まらない、喉の渇きのようなものがあるわけだ。これは要は、からだがアミノ酸を欲しているということらしい。アルコールを分解するには、アミノ酸が必要なのだそうだ。飲んだあとラーメンを食べたくなるというのは、そういうことなのだ。僕の場合は、飲んだあとには別に食べたくならないが、翌朝のうどんが、それに当たるのだな。うどんのだしを飲み干すと初めて、喉の渇きがきれいに収まる。

ちなみにじゃこ天、3個入っていたのを一日1個使って、今日3日目だったのだが、悪くなり始めていたみたいで、ちょっと臭いがした。チルドに入れておいたんだがな。早いな。


2010-07-27

晩 酌

豚ロース塩焼き。たっぷり塩をふって焼くってだけの話だが、みんな豚ロース焼くとき、火加減どうしてるかな。僕は今日、弱めの火で焼いてみた。肉汁はすき放題出てしまうのだけれど、固くならずぷりぷりに仕上がった。今気付いたが、これ粉ふって焼けば、肉汁も出ないということか。青ネギとレモン汁をかけて食べた。いつもどおりす。

豚肉はいつも買うアメリカ産じゃなく、京都産というのを2割引で買ってみた。さすがアメリカ産より味が濃い。

小松菜とお揚げの炊いたん。小松菜も水菜も高いな。300円もした。雨のせいだっけか。だしにうすくち醤油とみりん砂糖で味をつけて、小松菜と油揚げを炊くというだけの話。

酒は松竹梅の熱燗っす。