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2012-05-07

「水菜とツナのサラダ」


今日は昼に大盛りのラーメンを食べたから、夜は軽いものをと、色々考えた末サラダ。

主婦の友達が、「必要な食品数をかせぐのはサラダにかかっている」と言っていましたけど、たしかにサラダは、手軽に作れる上、入れられるものの幅が広いので、家族の健康に気をつかう主婦にとっては、ありがたい味方ですよね。

今日の水菜とツナのサラダも、水菜にトマト、ツナに卵、玉ねぎとニンニク、それにオリーブオイルとレモン汁が入っていますから、栄養的にはこれだけで十分だし、酒の友にもバッチリです。



サラダは日本の伝統的な和食には、入ってきていないわけですが、これはちょっと不思議なところもありますよね。

和食は素材に最小限の手をかけるにとどめ、「素材の味を活かす」ことをモットーとしているイメージがあり、実際刺身などは、和食の究極の姿であるとも言えるのではないかと思いますが、その和食も、「野菜を塩もみする」くらいのことはありますけれど、様々な種類の生の野菜を、まぜ合わせることはない。

これはおそらく、和食が「油で調味する」ことを、とり入れなかったからなのでしょう。

生の野菜は、サラダのように、油に塩分を溶け込ますのでなく、ただ塩をふっただけだと、水気が出てしまって、食べられるものではなくなってしまいます。



しかしそれなら、中国には、サラダがあってもよさそうですよね。

中国料理では、油を使って味付けする技法が、高度に発展しています。

にも関わらず、中国で野菜を生食しない理由は、よくは分かりませんけれど、しかしいずれにせよ、西洋でサラダが発展するには、「オリーブオイル」の存在が欠かせなかったということなのでしょう。

サラダはゴマ油やなたね油でなく、オリーブオイルだからこそ、おいしいという気がします。



最近僕は、オリーブオイルとニンニク、パセリが、「三種の神器」とも思える存在になりつつあります。

この3つに塩があれば、非常に幅広い食材を、さまざまな調理法で、おいしく料理することができるんですよね。



野菜はもちろん、肉や魚介、さらには米なども、この3つがあればおいしく料理できます。

調理法も、サラダやマリネなど火を通さないやり方から、焼く、煮る、炒めるなど、なんでもOK。

注意しないと、毎日この味付けの料理ばかりを考えてしまいそうになります。



オリーブオイルもニンニクも、ペルシャ、現在のイランのあたりが原産だといわれているようです。

それがエジプトからギリシャへ入り、地中海沿岸へと広がっていった。

ニンニクは、中国へも伝わり、中国ではニンニクを、フルに活用するようになっているのですから、なぜオリーブオイルが中国へ伝わらなかったのかとも思いますが、たぶん中国では、オリーブが育ったなかったということなのでしょう。

オリーブは、温暖な気候でないと育たず、日本でも明治時代、三重県と鹿児島県、それに香川県で栽培を試み、そのうち香川県の小豆島でだけ、順調に育ったのだそうです。



植物性の油が一般に、原料を煮出さないと抽出できないのに対し、オリーブだけは、ただ砕いただけで、油が分離し、浮かんでくるのだそうです。

火をつかわずに抽出されるオリーブオイルだからこそ、サラダやマリネなど、生の食材にも、うまく合うということなのかもしれません。

オリーブオイルは栄養的にも優秀で、悪玉コレステロールを減らす働きをしたり、炎症を抑える働きもするのだとか。

スペインの人は、オリーブオイルをそのまま飲んだりもするのだそうです。



今日サラダにした水菜は、京都の原産で、「和」の代表のような野菜ですが、オリーブオイルは完璧ともいえる相性です。

主婦の友達は、水菜のサラダに、チーズやらアボガド、大豆やキュウリなどなどを入れると言っていました。



「水菜とツナのサラダ」のレシピ


<材料>(男子1人前)

・ 水菜 1把
・ ツナ缶 1個
・ 卵 1個
・ プチトマト 小パック1

・ ニンニク 1かけ
・ 玉ねぎ 中4分の1
・ パセリ 少々

・ オリーブオイル
・ ポッカレモン100
・ 塩 小さじ2分の1くらい


<作り方>

1. 卵は固ゆでにし、包丁で細かく砕く。水菜はよく洗い、ヘタを落として5センチ長さほどに切る。プチトマトは半分に切る。玉ねぎはうす切り。ニンニクとパセリはみじん切りにする。

2. 水菜とツナ缶、プチトマト、ニンニク、玉ねぎを器に入れ、オリーブオイルとポッカレモン100をたっぷりかけ、塩を加え、よく和える。

3. 皿に盛り、ゆでたまごとパセリをかける。

※ コショウは、好みですが、入れないほうがおいしいのじゃないかと思います。



酒は日本酒。

オリーブオイルは、日本酒との相性も抜群です。





今日は、春らしい、ポカポカとしたいいお天気でした。




天気も良かったし、今日は久しぶりに新福菜館三条店で、昼からビールを飲むことにしました。

しかしそのためには、まずは銭湯。

汗をたっぷりかいて、ビールを受け入れる態勢をととのえます。



京都には銭湯がほんとに多くて、家から徒歩5分圏内に、4~5軒の銭湯があります。

そのうち1軒は、日曜になると、朝の9時から営業して、朝風呂ができるようになっています。



最近では、新福菜館三条店で、「いっしょで」と言えば、欲しいものが出てきてくれるようになりました。

まずはビールとキムチ。

キムチでビールをぐびぐびやり、ほっと一息つきながら、餃子が焼き上がるのを待ちます。



そして餃子。

ここの餃子はほんとにおいしく、食べるたびに、幸せ感でいっぱいになります。

とりたてて特徴はありませんが、大きさといい、皮の厚さといい、肉と野菜のバランスといい、ニンニクの量といい、焼き具合といい、すべての加減が、品よく程よいのが、特徴といえば、特徴です。



そして最後は大盛りラーメン。

これで毎回、ノックアウトされ死亡するという企画です。



京都へ観光に来るとなると、京都らしい、おいしいものがいくらでもありますから、なかなかラーメンを食べるということにはなりにくいかと思いますが、京都は実はラーメンも、大変おいしい場所です。

主要なラーメンだけで、4つの系統があり、その中で新福菜館は、戦前に創業した、京都ラーメンの元祖ともいえる存在です。



並ラーメンなら600円、大盛りでも800円でありながら、チャーシューが、並でも5~6枚、大盛りなら10枚ほども入ってくるという、コストパフォーマンスの高さ。

チャーシューの、プリプリでありながら味がきっちりしみているという、肉好きにはたまらないチューニング。

どっしりと重い、存在感のある麺。

甘辛い醤油味に、やや酸味の味付けがしてある、独特のコクのあるスープ。

これらの特徴が、絶妙のバランスをたもち、1つの大きな世界を描き出してくれるラーメンは、なかなか他では味わうことができません。

さらに大盛りを頼むと、生卵が割り入れられていて、途中で卵をくずし、麺にまぶしつけると、1杯のラーメンで2度楽しめます。



僕は京都へ来て2年ほどのあいだ、ほとんど毎週のようにこのラーメンを食べていて、いまだ飽きるということを知りません。

もし京都へ来て、食べるものに迷ったら、ちょっと不便な場所にはなりますが、ぜひ新福菜館三条店へ行ってみてください。





ラーメンを食べ、家に帰って昼寝をしたら、4時間も寝てしまいました。

このところの睡眠不足が、一気に解消。