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2012-05-09

今日は「ゴーヤの日」。


今日、というかもう、昨日ですが、5月8日は「ゴーヤの日」。

これは1997年に、JA沖縄経済連と沖縄県が制定したのだそうです。

あまりのストレートさに、「クスリ」とさせられますが、他にも沖縄が制定した記念日として、

「パインの日」(8月1日)

「シーサーの日」(4月3日)

というのもあるとのこと。

沖縄県、なかなかやってくれますね。



ゴーヤの日ということで、そろそろ安く、サイズも大きなものが出回りはじめたゴーヤを使い、どんな料理を作ろうかを考えてみることにしました。



ゴーヤといえば、代表的料理は「ゴーヤチャンプルー」ということになりますけれど、これはあまりに当たり前すぎるから、もうちょっと違ったものが考えてみたい。

レシピをネットで検索してみると、やはりゴーヤチャンプルーと似たような感じの和風・中華系の炒めものか、または和え物などが多いようです。



もちろんそれも、おいしいには違いないでしょうけど、もうすこし違った食べ方がないかと考えて、思い付いたのが、

「スペイン・イタリア風・・・」

ゴーヤの、わりと強烈な味を、オリーブオイルやニンニクを使う、スペインやイタリア風の料理法なら、うまく調和してくれそうな感じがします。



そこで作ってみたのが、

「ゴーヤ入りラタトゥイユ」
「ゴーヤ入りスペイン風オムレツ」
「ゴーヤとツナのサラダ」。

ちょうど「ズッキーニ」が使われそうなところに、おなじウリ科のゴーヤを使ってみたというわけなんですが、どれも、かなりおいしくできました。





ゴーヤ入りラタトゥイユ

ラタトゥイユにズッキーニは定番ですが、ズッキーニは地元のスーパーなどだと、売っていないことも少なくありません。

でもその代わりにゴーヤを入れると、まさにズッキーニのようにほっくり煮えて、トマトとの相性も抜群、さらにちょっと苦味があるところが、かなりイケてます。

考えてみたらラタトゥイユは、「夏野菜の煮込み」なんですから、そこにゴーヤが入って、悪いわけがありません。

作り方は、通常のラタトゥイユとまったく一緒で、ただズッキーニの代わりにゴーヤを使うだけです。


<材料>(2食分)

・ ゴーヤ 4分の1 (縦半分に割り、それを横半分にする)
・ ナス 1本
・ パプリカ 1個 (黄色いのを入れました)

・ カットトマト缶 1缶

・ ニンニク 1かけ
・ 玉ねぎ 中1個

・ オリーブオイル
・ 塩
・ パセリみじん切り 少々


<作り方>

1. ゴーヤ、ナス、パプリカ、玉ねぎは、1センチ角程度の大きさに切る。ニンニクはみじん切りにする。

2. 鍋を弱火で熱し、オリーブオイル大さじ2くらいを入れる。まずニンニクと玉ねぎを2~3分炒め、それからゴーヤ、つづいてナス、さらにパプリカを、それぞれ1~2分ずつ炒める。

3. カットトマト缶をくわえ、塩小さじ1くらいを、味を見ながらいれます。鍋のフタをして、30分くらい、トロ火で煮込めば出来あがり。皿に盛り、パセリをふります。




※ トマトはカットトマト缶の他に、生のものをやはり1センチ角ほどに刻んで入れると、さらにおいしくなりますが、入れなくても、べつにまずくはありません。

※ 好みで塩をふるとき、一緒にローリエ、コショウを入れてもいいですが、入れなくても問題はありません。



ゴーヤのスペイン風オムレツ

ゴーヤと「卵」の相性がいいことは、ゴーヤチャンプルーが証明しています。

さらにジャガイモとも、ゴーヤはよく合います。

スペイン風オムレツは、よく「16センチのフライパンで作る」と言われますが、そんなものは家にはありませんので、片手鍋をつかうと、丁度よく出来あがります。

ただステンレス製の片手鍋を使うときは、テフロンのフライパンとちがって焦げ付きやすいので、鍋をきちんと温めてから、油を入れるのがポイントです。


<材料>(1~2食分)

・ ゴーヤ 4分の1
・ 卵 3個
・ ジャガイモ 小2個(中1個)

・ オリーブオイル
・ ニンニク 1かけ
・ 塩
・ コショウ


<作り方>

1. ゴーヤとジャガイモを、2~3ミリ幅の薄切りにする。卵は器に入れ、溶きほぐしておく。ニンニクは包丁の腹でたたき潰す。

2. 片手鍋を弱火で温め、オリーブオイル大さじ2くらいを入れ、ゴーヤとジャガイモを炒め、ジャガイモをかじってみてやわらかくなるまで火を通す。火が通ったら、卵の器に入れ、混ぜる。

3. 鍋をあらためて弱火で温め、オリーブオイル大さじ2くらいを入れ、ニンニクを入れる。ニンニクが香りたち、焦げ目がついてきたら、とり出して捨て、卵を注ぎ込む。大きく2~3回混ぜたら、そのまま弱火でフタをして、3~4分焼く。

4. 卵の、上の方はまだドロドロだけれど、下の方はだいぶ固まってきたという加減になったら、鍋の上に皿をかぶせて、鍋と皿とをいっしょにひっくり返し、卵をいったん皿にとり出して、そのまますべらせてまた鍋に入れるようにして、上下をひっくり返す。そうしてまた、2~3分火を通せば出来あがり。



放射状に、6等分くらいにして食べます。



ゴーヤとツナのサラダ

ゴーヤとツナ、それにレタスだけのサラダです。

本当は、トマトだのパプリカだの、ゆで卵だのを入れるとおいしいと思いますが、それらはすべて、今日は他の料理で使われているので、シンプルにグリーンサラダにしました。

ゴーヤとツナの相性も大変いいですし、オリーブオイルとレモン汁、それに塩のドレッシングも、ゴーヤとよく合います。


<材料>(1食分)

・ ゴーヤ 4分の1
・ ツナ缶 1缶
・ レタス 葉っぱ2枚

・ ニンニク 1かけ
・ 玉ねぎ 中4分の1個

・ オリーブオイル
・ ポッカレモン100
・ 塩
・ パセリみじん切り 少々


<作り方>

1. ゴーヤは2~3ミリの薄切りにする。レタスはよく洗い、水を切って、2センチくらいの大きさに手でちぎる。ニンニクはみじん切り、玉ねぎは1センチ角ほどにざく切りにしておく。

2. 鍋に湯を沸かし、塩1つまみを入れたら、ゴーヤを入れ、1分ほどゆでて、ザルにとって、冷ましておく。

3. 器にゴーヤ、レタス、ツナ缶を油ごと、ニンニク、玉ねぎを入れ、オリーブオイルとポッカレモン100をたっぷり、それに塩を小さじ4分の1ほどいれ、よく和える。器に盛り、パセリをふる。


※ オリーブオイルとポッカレモン100は、ただ「たっぷり」入れればいいのであって、細かい分量を気にする必要はありません。





ほんとうは、料理用に安い白ワインも買ってあり、それは飲んでも、それほどまずいこともないのだけれど、やはり今夜も、飲むのは焼酎お湯割り。

食べるのも、スプーンは使いますが、それと一緒に使うのは、フォークではなく箸。

そうでないと、気持よく酔えないんですね。