名古屋飲み

友達の若い夫婦がひらくホームパーティーに呼ばれて、名古屋へ行くことになった。

2年ほど住んだことがある名古屋は、独特の文化を持った、ほんとにラブリーな街。



名古屋へ来たら、やはりまず食べないといけないのはあんかけパスタ。

名古屋駅前の交番で、この辺でおいしいあんかけパスタの店がないか、婦警さんにきいてみる。



そしたら婦警さん、ちょっと考える様子をしながら、

「おいしいかどうかは人それぞれだとは思いますが･･･」

それはそうだ。警官として、おいしいかどうかにまで責任を持つことができるわけがない。

それなら有名な店でも教えてくれるのかとおもったら･･･。



「私達がよく行く店でもいいですか？」



そうくるとはおもわなかった。

さすが名古屋、婦警さんまでラブリーだ。



婦警さんが教えてくれた店、「フラワー」。

まずはビールはお約束。

あんかけパスタ。

あんかけパスタは一言でいえば、喫茶店めしの黄金メニュー、ミートソースとナポリタン、それにカレーを1つにまとめたような味。すごくうまい。



あんかけパスタを食べ終わったら、つづいて隣の居酒屋へ行く。

またビール。

それからやはり、名古屋名物味噌串かつ。

手羽先。

まだ食べておかなくてはいけないものは、色々ある。



スガキヤのラーメン。

スーパーのイートインなどに数多く出店しているスガキヤは、名古屋人のソウルフードともいわれ、名古屋の友達などは、これまでに1000杯は食べたと言っている。



ラーメンにはビール。

白ラーメン。

豚骨スープに削り節のだしがブレンドされている、チープではありながらも、日本人の味覚のツボを突いた味。



あとは名古屋へ来たら、ここへは行っておかないといけない。



コメダ珈琲店。

若い人達がぞろりと順番を待っている。



注文するのは、シロノワール。

温かいクロワッサンの上に、冷たいソフトクリームがしぼり乗せられている。ソフトクリームの色の「白」と、クロワッサンの「クロ＝黒」をフランス語「ノワール」に言い換えて、「シロノワール」の名前になったのだそうだ。



メープルシロップをかけて食べる。

うま～い。



名古屋駅前から、地下鉄桜通線に乗って久屋大通へ移動する。

セントラルパークを北へ上がっていくと右手に見えてくるのが、僕が名古屋にいるとき、居間のように使っていた店「ブラッスリー・アブサン」。

オーナーと従業員が手作りで、古い町家を改装した店舗。居酒屋感覚のフランス料理を出す。



マネージャーの池戸くんが出迎えてくれる。

カウンターのバーもあり、僕は週に2～3回はここで飲んでいた。

名古屋を離れてからも時々来ているから、まだ僕のボトルが入っている。

久屋大通からふたたべ桜通線に乗り、吹上にある友人宅へ。

新築のきれいな一戸建て。

奥さんの料理の腕前は玄人はだし。

まずはシャンパンで乾杯。

さらに乾杯。

お次はワイン。

赤ワイン･･･。

というわけで、延々12時間にわたって飲み続けましたが、食べ物もたくさん食べたせいか、今回は記憶がなくなりませんでした･･･。

たぶんね。






さらにとどめの名古屋めし。

朝ご飯に出されたひつまぶし。



うなぎご飯を、まずはそのまま、次に薬味をのせ、さらに出しをかけお茶漬けにして、手をかえ品をかえ味わい尽くす･･･。

これは死ねる。