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2012-10-24

名古屋行き

名古屋行き。まずは新幹線の車内でビール。






着いたらビール。






さらにあんかけスパゲティ。
やっぱり名古屋へ来たら、これを食べないとね。





用事が終わったらまたビール。











・・・となるわけだけれど、今回の用件はお葬式だった。

亡くなった友人の女性Yさんはもう7年以上の付き合いで、亡くなる直前までメールでのやり取りがあった。
僕のブログも見てくれていて、和久井映見との恋の行方を案じてくれてもいた。



死後の世界などたいして関心もなく、信じてもいない僕だけれど、今回名古屋へ行くにあたって、亡くなったYさんの存在を身近に感じざるを得ないことが起こった。

金がない僕は、名古屋へ行くための旅費を和久井映見に借りることにしていた。
快く承諾してくれた和久井映見だったけれど、出発の当日に金の受けわたしを相談しようと思って連絡しても、電話に出ない。

よく疲れて着信に気付かぬまま寝ていることがあるから、今回もそんなことだろうと思ったけれど、家を出ないといけない時間は刻一刻と迫ってくる。
このままではお通夜の時間に間に合わないと思ったその時・・・。



原稿料の先払いを知らせるメールがぽっこりと届いた・・・。



まったく予定していなかった入金を、このようなタイミングで得た僕は、

「まったくもう、仕方ないなあ・・・」

Yさんが苦笑しながらつぶやく声を聞くような思いがした。



お通夜でYさんに対面した時も、同じような感覚を持った。
生前と変わらぬきれいな顔のYさんは、ただ目を閉じ、横になっているだけのようにしか見えない。

いっしょだった名古屋の仲間たちも同じだったのだと思う。
Yさん、そしてご主人のKさんを囲み、お通夜の席には似つかわしくない賑やかな声で今後の飲み会について話す。

「Yさんの手料理がないから、次回はケータリングで仕方ないね・・・」

そこへYさんのご両親も加わってくる。

「一人になってしまったKさんを、ぜひ励ましてやってください・・・」



明るい笑い声が、お通夜の場にひろがっていく・・・。



月並みな言葉だけれど、Yさんは生きている。

より大きな存在となり、僕達を見守っていると、僕にはたしかに感じられる。