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2013-02-18

京都にのこる広島風に似たお好み焼。
「山本まんぼ」

こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。

このブログは50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連ねているものです。
どうなのかと思うところも多いとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。



さて昨日は、前々から食べてみたいと思っていた、京都の「ベタ焼」を食べに行くことにした。


ベタ焼は、お好み焼の一種。

関西風のお好み焼きが、具を小麦粉のタネに混ぜ込んで焼くのに対し、ベタ焼は小麦粉のタネをまず鉄板にまるく敷き、その上に具をのせていく。
広島のお好み焼と同じ焼き方で、いわばこれが、お好み焼の元々の焼き方。

聞くところによると、関西でも元々は、お好み焼は広島と同じように焼いていたのだけれど、ある時から焼き方が変わったのだそうだ。
でも京都では、さすが古いものを残しつづける伝統がある街、関西風と並行し、昔ながらの焼き方も残ったということらしい。



話を聞いた何人かの京都の人は、

「お好み焼は、粉っぽい味がする関西風よりベタ焼がうまい」

と言っていた。

ぼくは広島にも2年ほど住んでいて、お好み焼もずいぶんたくさん食べたから、この京都ベタ焼が広島のお好み焼と同じなのか、違うのか、興味津々で出かけてみた。



行ったのは、京都駅近くのたかばしにある、「山本まんぼ」。



ちょうど新福菜館と第一旭の本店の、道をはさんだ向かいにある。

「お好み焼」は、麺を入れないタイプで、「まんぼ焼」というのが広島と同じ、麺を入れるタイプになる。



お好み焼には、当然ビール。



アテは「ホルモン焼」480円。

今回昼のピークの時間帯に行ってしまったため、カウンターに座れず、作っているところが見られなかったのがちょっと残念。



しばし待っているうちに、マンボ焼が到着。



そばとうどん。

メニューとしては、標準の「まんぼ焼」に、肉、イカ、油かす、卵、ねぎをオプションで追加するようになっていて、これはその全部を加えたもの、1020円。



焼き上げられたまんぼ焼は、まず自分でソースを塗る。
まず「甘いソース」、次に「辛いソース」。

するとお店の人が、テコで真ん中に穴をあけ、生卵を落とし、青ねぎと魚粉をふりかけてくれる。

広島のお好み焼は甘いソースだけだから、まんぼ焼はまずこの辛いソースがあるのが広島とは違うし、作り方も、広島ではふつう卵は鉄板で焼いて貼り付けるから、それも違う。



ヘラで自分で小さく切りながら食べる。


初めて食べたこのまんぼ焼、味のほうはといえば、かなりうまかった。

広島のお好み焼は、じっくり時間をかけて蒸されたキャベツの甘味が味のポイントになると思うけれど、まんぼ焼の場合、キャベツを蒸すのにはそれほど時間はかけないようだ。

それよりもまんぼ焼は、「辛いソース」が味の決め手になっている。
このソース、コショウがかなり強く利いていて、ビールのアテには打ってつけ。

さらにこの辛いソースが、とろりとした生卵と混じり合うことで、うまさが倍増する。

けっこうな量だったけれど、最後までぺろりと食べてしまった。



山本まんぼはお店の人も大変気さくで、雰囲気もとても良い。
今回はカウンターに座れなかったから、今度あらためてカウンターに座り、作り方をじっくりと観察してみたい。



まんぼ焼を食べ終わったら、あたりをちょっとブラブラしたあと、喫茶店でアイスコーヒー。






そのあとバスに乗って四条大宮へ。






最近四条大宮に新しくできた、地中海風バル「en」でさらに一杯。







ハモンセラーノを頼んでみたけど、650円でかなりの量、味もよかった。








さらに近くの「よるカレー」。







ハーフサイズのカレーを食べて帰宅。






「よく飲んでよく食べた一日だったね。」


満喫したよ。