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2013-03-06

魚屋で三枚におろしてもらえば後は簡単。
「しめサバ」

こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。

このブログは、50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん、高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連ねているものです。
「どうか」と思うところは多々あると思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。




さて昨日の晩酌は・・・。




しめサバ。



肉が食べたい気分の日以外は、まず魚屋へ行って何を食べようか考えるぼく。
昨日はうまそうな塩サバがわりと安く出ていたから、それでしめサバを作ることにした。


しめサバは、塩サバで作るとまたおいしい。
塩をふってから時間が経っているから、生のサバに塩をふるより身が締まっている。



魚屋で三枚におろすところまでやってもらえば、しめサバを作るのは本当に簡単。


あらも持ち帰れば、うまい吸い物ができる。



塩サバは水でサッと洗い、水気をふき取る。


だし昆布と一緒にビニール袋に入れ、砂糖小さじ1ほどを溶かし込んだ酢をかぶるまで注ぎ、冷蔵庫で3時間ほど漬け込む。



漬け込んだサバは、酢をふき取り、中骨を取って、頭のほうから皮を剥ぐ。




すぐに食べてもいいけれど、ラップに包んで冷蔵庫で一日置くと、酢が馴染んでうまくなる。



大根おろしとショウガを添え、ポン酢で食べる。


旬のときより脂の乗りは落ちるけれど、これはこれで、やっぱりうまい。



それから新子。


新子も今の季節の短い期間だけ出てくるもの。
ゆでたのを買ってきて、ほうれん草を添え、ポン酢にショウガで食べる。



湯豆腐。



知り合いに、嵐山の名店「森嘉」の嵯峨豆腐をもらった。
昆布だしで温め、鍋のだしで割った醤油に、青ねぎと削りぶしをふったタレで食べる。



半分ほど食べたところで、味を変える。



酒とうすくち醤油で味をつけ、トロロ昆布を浮かべる。



スグキ。



スグキの茎は、ゴマ油と輪切り唐辛子で炒め、醤油をたらして風味をつける。



酒は燗酒。


3合飲んだ。






スグキはいつも、京都三条会商店街の、三条大宮公園前に露店を出す農家のものを買う。


グラム100円で、ほかで買うよりだいぶ安く、味もいい。

おばちゃんが来ていることが多いけれど、義理の息子さんが来ていたりすることもある。
昨日いたのは、娘さん。



その娘さん、ぼくの顔を見るなり開口一番、

「テレビに出てはりましたでしょう。」

日曜にぼくが出演した「大阪ほんわかテレビ」、娘さん自身は疲れて寝てしまったけれど、ご主人が見ていてぼくを見つけ、

「いつもスグキを買いに来てくれる人が出てはった」

と、翌朝娘さんに話したとのこと。



大阪ほんわかテレビは関西では人気の番組だから、ぼくは実は、テレビに出たあと、

「あ、テレビに出ていた人だ」

と、街で指を指されたりするのではないかと密かに期待していた。

ところが事前に出演を知らせていた商店や飲み屋の人が「見ましたよ」と言ってくれただけ、一番期待していた、ぼくが仕事をするために毎日行っているカフェ「タリーズ」でも、店員のオネエちゃんから声をかけられるなどということは、一度もなかった。



それがようやく、農家の娘さんから声をかけられ、ぼくは内心鼻高々。
撮影のエピソードなど、ちょっと話してみたりする。



「ハイハイ、よかったね。」


バカだよな。